乳腺科

年齢別乳がん罹患率(人口10万人対 2018年)

乳がんは増加しており、女性においては最も多いがんです。一生涯で日本人女性の10人に1人が罹患します。また乳がんは比較的若い年齢層にも発症し、35才を超えると急増するのも特徴です。

一方、そのスクリーニング方法は確立していて早期発見が可能で、早期発見できた場合の生存率が高いのも特徴です。

当クリニックでは、乳がんの早期発見を目標に、慶應義塾大学病院ブレストセンターの2名の医師の協力のもと、乳腺科を設立しました。お気軽にご受診ください。なお当院ではセカンドオピニオンおよび乳がん術後患者さまのフォローは実施しておりません。ご了承いただければ幸いです。

ご予約はWEB予約(専門医による婦人科ドック)以外に、お電話や受付でのご予約も可能です。

乳がん

乳汁を分泌する乳腺小葉上皮、あるいは乳管までの通り道である乳管の上皮ががん化したものです。乳がんを発症する危険因子としては、近親者に乳がんにかかった人がいること、過去に乳頭腫や線維腺腫などの病変にかかったこと、片側の乳がんにかかったことなどが重要視されますが、他に出産を経験していない、授乳をあまりしていない、経口女性ホルモン薬を長期にわたって服用するなどが関与しています。乳がんの症状は、90%以上は痛みをともなわない乳房のしこりです。また、乳頭からの分泌物を症状とすることがあり、乳がんによる乳頭分泌物は血液が混じったものが多い傾向にあります。その他、乳頭や乳輪の湿疹様のただれを症状とするものもあります。

乳がん検診の基本は超音波断層法とマンモグラフィーであり、一定の間隔で受けることの有効性が示されています。両検査には一長一短があり、現在は両検査を併用することが推奨されています。

乳がんをよりくわしく