骨粗しょう症

骨粗しょう症は女性に多い病気です。これは、女性ホルモンであるエストロゲンが骨代謝に大きな役割を担っているからです。エストロゲンには骨形成を進め、また骨吸収(骨破壊)を抑制する作用があります。女性の卵巣機能は更年期を境に急激に低下し、エストロゲンが欠乏状態となり閉経を迎え、その結果として骨粗しょう症が進行します。60 歳代では2人に1人、70 歳以上になると10人に7人が骨粗しょう症を起こすといわれています。当クリニックでは検査後の治療として、骨密度を上げるための薬物療法を取り入れています。

◎診断・治療の流れ

患者さまから臨床情報をお伺いして骨折リスクを評価し、リスクの高い方は骨密度の測定をおすすめします。骨密度測定はお近くの病院を紹介させていただきます。骨密度の結果に応じて、治療方針を決定させていただきます。

当クリニックでは骨折危険因子から骨折リスクを評価できるFRAX(fracture risk assessment tool)法を取り入れており、リスクの高い人を対象に骨密度の測定をおすすめしています。骨密度測定に関しましては、他施設を紹介させていただきます。