みずほ女性クリニック

不妊治療

当クリニックの理念

近年、高度生殖医療(体外受精・顕微授精)を受けられる方が増えています。一方、一般的な不妊治療を適切に実施すれば、相当数の方が妊娠することも事実です。当クリニックでは、なるべく自然に妊娠ができるようお手伝いをしながら、お一人おひとりにとって最も良い治療法を常に考えます。女性は妊娠、出産できる年齢に限りがありますので、貴重な時間を無駄にしないよう注意することも必要です。不妊治療の経験をつんだ医師が、一般的な検査・治療を適切に行いながら方針を検討しますのでご安心ください。もし、人工授精や体外受精・顕微授精など高度な治療が必要であると考えられる場合には、適切な時期に対応可能な施設へご紹介させていただきます。

不妊症とは

妊娠を希望し、避妊せずに夫婦生活があるにもかかわらず1年以上妊娠しない状態のことです。なんらかの治療をしなければ、それ以降自然に妊娠することは難しいと考えられます。

原因について

女性側の原因として主なものには、排卵の問題、卵管の通りの問題、子宮の問題があります。ほかにプロラクチン(本来妊娠後に上昇する母乳を作るホルモン)が高くなったり、甲状腺ホルモンのバランスが乱れることが、卵巣のはたらきに影響していることもあります。

男性側の原因としては、精子の問題(数が少ない、運動率が低い)と性機能障害(勃起障害、射精障害)が主なものとなります。

不妊原因はひとつとは限らず、いくつかの要因が複雑に重なっていることが多いため、網羅的に検査を受けられることをおすすめいたします。

当クリニックでの治療について

検査結果から考えられる原因を解決しつつ、排卵の時期を予想するタイミング指導を行って妊娠をめざします。排卵予想は卵胞(卵巣内にある卵子が入っている袋)の大きさをエコーで計測して行います。自然の排卵がない方や、排卵がとても遅い方には排卵誘発剤を服用していただき、排卵をコントロールします。

一般的不妊治療で妊娠を試みるのは、年齢にもよりますが6~12ヵ月が目安です。

次に、子宮内に直接精子を注入する人工授精、そして卵子を体外に取り出し、体外で受精させた受精卵を子宮へ戻す体外受精などの高度生殖医療へ進んでいくのが一般的で、そのような治療が必要な患者さまには、適切な医療機関を紹介させていただきます。

不妊治療を受けられる患者さんへ

当クリニックでは不妊治療を受けられる前に、重要な疾患のスクリーニングを実施しています。治療に入られる前に、以下の検査をお願いしています。

1) クラミジア抗体
クラミジア抗体が陽性の場合、現時点でのクラミジア感染あるいは過去のクラミジア感染が疑われます。クラミジア感染は骨盤内の癒着を引き起こし、卵管を閉塞してしまう可能性もあります。
2) 子宮頸がん検診
子宮頸がんは20歳代でも発症します。早期に発見できれば、子宮の温存・妊娠も可能です。妊娠中に発見された場合は、妊娠分娩管理も複雑になります。なお当クリニック受診6ヵ月以内に実施されている場合は、省略が可能です。
3) 乳がん検診
近年、乳がんは増加しています。乳癌診療ガイドラインによると、授乳期に発見された乳がんの予後は非常に悪いです。また妊娠すると週数がすすむほど、乳腺の構造が変化するため診断が難しくなります。当クリニックでは、30歳以上の方に、不妊治療を始められる前に、乳腺エコーによる乳がん検診をお願いしています。

これらの検査は自費になりますことをご了承ください。